南川ローグ
ルナ
南川ローグ
ということで…私は高校を卒業して
関西に引っ越してきて間もない頃
どうしてもお金が無くなってしまった時に
ポスティングのアルバイトをしたことがあります。
結論としては…
二度とやりたくないアルバイト第一位です。
（ポスティングに従事されている方、ごめんなさい…）
ポスティングに関しては
「ポスティングは楽だよ～」や
「ポスティングはきついよ～」など
情報が錯綜してる部分がありますので
私が実際にポスティングのアルバイトをして体験したこと
思ったことなどを書いてきます。
目次
ポスティングのアルバイトってラクなの？
先に結論から申し上げますと
体力的にはキツくて
精神的にはラクなお仕事です。
基本的に配布エリアは一日ごとに変わり
遠い現場に配置されてしまえば
移動だけで片道１０㎞の時もありました。
バイクで配布する場合はまだいいのですが
私の場合は自転車だったのですが
坂が多いエリアという事もあり
移動だけでヘトヘトになってしまう日がありました。
私の会社の場合は良心的で
「遠方手当」なるものがございましたが
これだけ長距離の移動でも
日給に500円ほど水増しされるだけで
雀の涙程度の物でした・・・。
一方、精神的には気楽です。
人と関わるのは朝の事務所で現場の確認と
配布するチラシを貰うときくらいです。
あとは音楽でラジオでも聴きながら
何も考えることなく会社の上司や先輩に気を使うことなく
お仕事に没頭できるので
ノルマなどのお仕事に疲れてしまった人が
息抜きでお仕事をするには
とてもいいお仕事なのではないかと思います。
ポスティングは稼げる？
結論としては労力の割には
稼げない部類に入ると思います。
なぜこれほどまでに人によって
稼げるor稼げないが分かれているかというと
確かに配布しやすい当たりエリアで
高単価なチラシ（一枚あたり５円～）などを
継続的に配布できれば
かなり稼げることは間違いないのですが
実際にそういった案件は
ベテランさんのほうに優先的に回されてしまうので
新人として入った人がいきなり
おいしい案件で稼ぐという事は現実的ではないからです。
また、ポスティングにおいてお金を稼ぐという事は
それだけ枚数を配布するという事になり
必然的に配るチラシの種類と枚数も増えるので
体力的にはドンドンキツくなっていってしまうので
それであれば他のアルバイトを選択したほうが
遥かに簡単にお金を稼ぐことができると思います。
もちろん会社によって
設定されている単価がバラバラなのですが
私が勤めていた会社は
「反響性単価」なるものを導入してました。
その配達員の配ったチラシで反響が出なけば
どんどん単価が下がっていくというもので
最終的には一枚あたり0.2円まで
単価を下げられてしまい
単純に最初の頃よりも
日給が５０％以上減になるという
恐ろしいことになってしまったので
（日給1万円だったのが
日給3000円～5000円までダウン）
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生活をしていくことが
困難になってしまい退職することになりました。
ポスティングのアルバイトはとにかく時間の融通が利く
では、そんな体力的にキツイお仕事なのに
なぜポスティングのアルバイトを
選択する人がいるのでしょうか？
それは圧倒的に時間の融通が利くからです。
出勤するも、出勤しないもその時の気分次第でOK！
私のポスティング会社の場合は事務所が近くにあり
出勤したくなったら朝事務所に向かって仕事を貰ってくる。
出勤したくない日は何も連絡しないでOKという
自由なスタンスでお仕事ができました。
これが仮にスーパーや店舗での
接客のアルバイトとなるとこうはいきません。
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自分でお願いして探したりしなければならないので
そういった精神的な気楽さを取る人にとっては
これほど自由で気楽なアルバイトはないと思います。
ポスティングバイトは女性との出会いがある
これは非常に稀なケースなのかもしれないですが
ポスティング会社には事務の女性や
事務所にチラシを配布してくれる女性が居ました。
（後で聞いたところによると事務員さんは
積極的に女性を採用していたとのことです。）
なのでそういった女性と
勤務のたびに会って世間話などができるので
女性との出会いが生まれる可能性があります。
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ある配達の日、配達の合間にコンビニで休憩していたところ若い女性に話しかけられ
そのまま仲良くなったという事がありました。
これはポスティングバイトをやっていなければ
決して起こらなかったことなので
稀なケースだと思いますが、こういうこともあります。
社長がご飯に連れて行ってくれる
事務所長と仲良くお仕事をやらせてもらっていたのですが
二か月に一回ほどある地域情報誌の大型案件などがあり
その案件でまとまった大きなお金が会社に入るということで
ポスティングの配布の終わりに
社長に焼き肉に連れて行ってくれました。
もちろん、人と関わりたくない人が
選びがちなお仕事だと思いますが…
こういった仲の良いポスティング会社を選ぶことができれば
同僚達と楽しく過ごすことができるメリットもありますよ。
身だしなみを一切気にする必要がない
私は今でこそ営業職として働いておりますが
今となって思うのは
身だしなみを一切気にすることなく働けるのが
一番のメリットだったかなと思います。
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髪の毛も手入れする必要はない。
そういった事を気にせず働ける職場というのは
意外と少なかったりするので
そこは良かったポイントでしたね。
そんな気楽なポスティングのアルバイトですがデメリットもいくつか存在しています。
ポスティングバイトのデメリット その１
天気が悪い日は地獄です。
例えば台風のような大雨だと会社として
配布そのものがお休みになるときもありますが
（配布物が雨で濡れてしまうのを防ぐため）
小雨程度だと普段通りお仕事をすることが多いです。
雨が降ってしまっても両手が塞がってしまうので
基本的に傘はさせませんし
傘を差しながらの配布というのは
かなり時間のロスにつながってしまいます。
体感としていつもの1.5倍くらい
時間効率が悪くなってしまいますので
稼げなくなってしまいます。
ポスティングバイトのデメリット その２
腰や膝、そして手首を痛める可能性がかなり高いです。
気軽な小遣い稼ぎであれば
全く問題ないのですが
ポスティング専業で食っていくとなったら
かなりの確率で腰や膝
手首を痛めることになると思います。
何故かというと日給を多く稼ごうと思うと
それだけチラシの枚数と種類が増えるので
腰と膝と手首にかかる負担が
ハンパじゃなくなります。
実際、これを書いている私も
腰痛と膝痛に加えて
腱鞘炎を発病してしまいました。
後半のほうはサポーターが無くては
仕事をすることができず、とても大変でした。
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手首が固定されてしまうので
配布に支障が出て効率が下がり
日給が下がるという悪循環に陥りました。
私のほかにも、同じ事務所内で腱鞘炎を患って
サポーターをしている
専業の配布員さんが何人かいました。
ポスティングバイトのデメリット その３
住民、郵便配達員、ヤ〇トや
佐〇などの配達員から怒られる。
ポスティングというお仕事は
基本的に社会貢献性が
かなり低いお仕事になります。
クーポン付きのチラシであれば
喜ばれることも稀にあるのですが
自分がした仕事に対して
喜んでくれる人というのは滅多にいません。
ポスティングをしている
マンションやアパートの住民から
苦情を言われることは
想像に容易いと思うのですが…
それに加えて郵便配達員や
ヤ〇ト、〇川の配達員からも
キレられることが多々ありました。
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依頼されてお仕事をしているのに対して
こちらは勝手にポストにチラシを配っているだけなので
邪魔でしょうがないんでしょうね・・・。
俺は比較的割り切って仕事をしていたほうだと思いますが
けんかっ早い人は仕事の度に
トラブルが発生する可能性があります。
職場の人間関係のストレスは少ないですが
こういった外部の人間との
対人ストレスはかなりものでした。
ポスティングのバイトのデメリット その４
警察沙汰になる可能性がある非常にグレーなお仕事
ポスティング会社すらも
自分たちの仕事がかなり
グレーゾーンに位置することを知っています。
それは先ほども述べたように
ポスティングされることを
望まない人が多く居るためです。
そう、「人に喜ばれることが少ない仕事」なんです。
なのでマンションやアパートには
「ポスティング禁止！」の
張り紙があることがほとんどです。
法律の解釈によっては
十分に住居侵入罪に値する事をしているので
マンションの管理人に隠れながら
コソコソとお仕事をする必要があります。
私の場合はこういった事に非常に
自責の念を感じてしまう性格だったため
とにかく毎日嫌だなーと思いながら仕事をしていました。
ポスティングのバイトのデメリット その５
毎日クレームに怯えながらの日々
自分が配布を担当するエリアには
必ず投函禁止物件や投函禁止号室があります。
これは過去に重大なクレームが
入ったところをリストアップしたものになり
もしこの禁止物件や禁止号室に投函してしまうと
最悪勤務した分の日給がもらえないなどの
ペナルティがありました。
実際私も、音楽を聴きながら
よく地図を確認せずにに仕事をしていたら
この投函禁止物件であるマンションに
一棟丸々チラシをぶち込んでしまったという事がありました。
運よく、管理会社からクレームが入らず
ポスティング会社にもバレることが無く済んだのですが…
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わずか5000円前後の賃金しかもらえない仕事で
あれだけの精神的負荷が
かかるというのは割に合わなすぎます。
ポスティングのバイトのデメリット その６
存在する仕事の中で、唯一
自分の仕事を第三者から邪魔をされるお仕事
普通に仕事をしているだけで
様々な人から妨害を受けます。
住民、マンションの管理人、配達業者など…
そういった中でも一番自分が辛かったのは
警察に仕事の邪魔をされたことです。
あるマンションに配布をしていた時の事です。
たまたまそのマンションで
他のもめ事があったのか
警察官の方が二名マンションの
エントランスに待機していました。
当然、そのマンションに
配布をしなければ仕事が終わらず帰れないので
警察官が居なくなった一瞬の間をついて
配布を開始したのですが…
配布していたところ肩を
ポンポンと叩かれ、振り返ったところ…
警察官
やむを得ず、配布を中断しましたが
自分の仕事を邪魔される仕事なんて他にありますかね？
こういった経験は後にも
先にもポスティングのアルバイトだけでした。
南川ローグ
かつ日給も下がり続けていったので
結局は三か月ほどで退職するに至りました。
ポスティングのバイトの総評
メリットの部分も多いお仕事ではありますが
冒頭で述べた通り俺がやったアルバイトの中で
一番大変で、嫌なことも多く
もう二度とやりたくないアルバイト第一位です。
南川ローグ
人に喜んでもらえないどころか
仕事をしているだけで
悪意を投げかけられることがすごく多かったからです。
ネットで検索しても
「ポスティング ゴミまき」だったり
「ポスティング 迷惑」だったり
よく思わない人が多いのは明らかですよね。
逆にそういった事が全く気にならない
他人の事なんて一切関係ないという
割り切った思考ができる方々が
ポスティング業界に残っているイメージでした。
結論、ポスティングバイト以外のお仕事のほうが稼げます！
ポスティングのお仕事は
一長一短なのが分かっていただけたと思います。
向いている人はずっとできるお仕事なのですが
向いていない人にとっては
かなりキツイお仕事であることは間違いないです。
これをご覧になられている方の中には
「ポスティングのお仕事をしているけど、辛くて辞めたい」
「ポスティングの仕事って割に合っているの？」
という方もいらっしゃるのではないかと思います。
南川ローグ
自分に向いていないお仕事をしている時間というのは
はっきり言って無駄だと思っています。
もし適性をあまり感じていないなら
次のお仕事を探すことも
並行して進めてしまうことをお勧めいたします。
