【バイト批評】コールセンターのアルバイトはキツいけど稼げます！1年間コールセンターSVを務めた私が語ります。

フリーター時代
またスカウトマン時代もそうですが
私はいくつかの
コールセンターのアルバイトを経験しました。
すべてアウトバウンド（発信）のコールセンターで働きました。

圧倒的な高時給がウリのコールセンターですが
実態はどうでしょうか？

今回は私が経験した
コールセンター業務の内容を書いていきます。

コールセンターの仕事内容

コールセンターの仕事内容は大きく分けると二つに分かれます。

①アウトバウンド

まず一つはアウトバウンドとよばれる発信業務
いわゆる「テレアポ」と呼ばれるもので
各会社が案内したいサービスを
企業なり個人なりにご案内するのがメインです。

商談をしてクロージングまでしてしまうものを
「テレマーケティング」と呼びますが
それだけ力量も要求されてしまうので

ほとんどのアルバイトの求人が
アポの日程を調整するだけの
「テレフォンアポイント」の求人が多くなっています。

②インバウンド

対して、お客様から来た電話を応対するのが
インバウンドになります。
カスタマーサポートなどの案件がメインですね。

受けた電話を取るだけなので簡単と思われがちですが
基本的には法人ではなく
個人の対応をする案件がほとんどのため
実際にはクレーマー対応などに遭遇する場面が多く
離職率は他のアルバイトに比べ
高めになっていると思います。

なお、稀に夜勤のインバウンドの
コールセンターの求人が出ることがありますが
ああいったものであれば
一日当たりの対応数が減りますので
チャレンジしてみるといいかもしれません。

コールセンターのアルバイトの平均時給

ご覧の通り、コールセンターのアルバイトというのは
他のアルバイトに比べ高時給になっています。

これはコールセンターの
アルバイトが他のアルバイトに比べ
離職率が高く、人材の確保が難しいためです。

また、アウトバウンドのテレアポであれば
時給と別にインセンティブ（歩合給）も乗ってくるので
実際にお給料はもっと高くなることが多いです。

勤務時間

ほとんどの会社ではシフト制を取り入れていて
朝9時～夜20時までの間の時間で勤務をする形になります。

個人宅相手のテレフォンアポイントであれば
勤務時間の終わりが遅くなる傾向にありまして
扱っている商材がブラックであればあるほど遅くなります。
（求人広告には書いてないですが、夜22時～0時などはザラです。）

また、先ほど書いた夜勤のインバウンドのコールセンターであれば
24時間体制のコールセンターになると思いますので

17時or20時~翌6時までの
長時間拘束になることが予想されます。

コールセンターは圧倒的に稼げます。

いくつかのアルバイトを経験した私ですが
カタギのお仕事で特化したスキルがない人が
一番稼ぐことができるのが
コールセンターのアルバイトではないかと思います。

向き不向きがハッキリと分かれるお仕事ですが
向いている人であれば
アウトバウンドの場合歩合給が乗ってくるので
週5勤務で30万ほど稼ぐことも可能だと思います。

コールセンターのアルバイトはシフトが柔軟です。

コールセンターのアルバイトは
シフトにかなり融通が利くのが特徴です。

コールセンターのアルバイトは色々な人種と出会えるチャンス

そのため、バンドマン、役者や声優さん
お笑い芸人などが多く在籍しています。

普段生活しているだけでは
巡り合えないような人たちと触れ合える機会ができました。
私の場合は演劇の役者をやっている女性と仲良くなりました。

コールセンターのアルバイトを経験することで
「十人十色、色々な人生があるんだな」と

多様性を認めることができる
きっかけになるかもしれませんね。

でも、女性との出会いは意外にありません。

そんな多種多様な人種が集まるコールセンターですが
意外に女性との出会いは期待できないかもしれません。

これは俺の体感なのですが
コールセンターでバイトしている女性って
恋人が居ることが多いのはもちろんなんですが
（フリーの女性が少ない）
何故か恋人と同棲している率が異常に高いんですよね。

隙を見せない女性が多く
女性が多いから彼女ができやすい！など
出会いを期待して入社すると面食らうかもしれません。

トークスクリプトがあるので安心

コミュニケーションが苦手だからと
抵抗があるかといるかもしれませんが
基本的に効率化の為にほとんどの会社で
トークスクリプトと呼ばれるマニュアルが存在していて
何も考えずに話しているだけでも
アポイントに誘導できるような体制を整えています。

逆に「俺は喋れるぜ」と自信満々で
トークスクリプトを無視して進めてしまう人もいるのですが
逆にそういった方は嫌厭される傾向にあります。

コールセンターのアルバイトでは
マニュアルに忠実な所謂マニュアル人間のほうが
実は向いていたりします。

コールセンターのデメリット

結論、コミュニケーションの能力は付かない

よくコミュニケーション能力が付くと
表記されているメディアが多いですが
SVとして管理者をしてい私の意見は反対です。

あとはなんだかんだ言っても所詮は電話なので
対面でのコミュニケーションスキルとは
全く別物だと感じております。

クレームはつきもの

コールセンターでの業務にクレームはつきものです。

基本的には「嫌われ者」になるお仕事なので
罵声やガチャ切りは日常茶飯事です。

慣れないうちは本当にメンタルに来ますが
慣れてしまえば問題ないというのが一般論ですが…

だから、慣れてもなんとかならない…こともあります。

ノルマはつきもの

アウトバウンドであればノルマはつきものです。
会社によっては「目標」という名称ですが
実質ノルマと変わらない扱いになっている場合がほとんどです。

テレアポをするような営業会社って
勤務時間に対する
アポイントの比率をかなり細かく見ているので

人件費の割に合わない人間は
バカバカクビになっていきます。

だいたい、会社が設定したアポイント率を下回ると
時給が下がっていくというケースが多いですね。
こればっかりはしょうがないです。

もともとテレアポのバイトって
長く雇用することを
前提としていないケースもあったりするので…
（3か月ごとで人を入れ替えていくとか）

人間関係は悪い場合が多い

特にアウトバウンド系のコールセンターだと
人間関係はそんなに良くないケースが多かったです。

扱う商材がブラックであればあるほど
その傾向が強かったですね。
（インターネット回線のテレアポなど）

異様な喫煙率

コールセンターはストレスが溜まるバイトだからなのか…

どのコールセンターに行っても
喫煙率が異常に高いです。

今どきオフィスワークにおいて
ほとんど分煙なので
特に問題はないのですが

タバコを吸う方にとっては喫煙所で
仲良くなったりする
シチュエーションがあったりするのですが

タバコを吸わない人にとっては
肩身が狭い場合があるかもしれません。

ブラック企業の求人も多いので注意

私が入社したコールセンターでは全て
ブラック営業がそのままテレアポ要員として
求人をかけているケースだったので
後々、会社と揉める可能性などもあります。

そうはいってもオフィスワーク

コールセンターのデメリットを挙げましたが
性格的に適職であれば
これほど楽なお仕事はないですよ。

夏の暑さにやられることもないし
冬の寒さに凍える必要もない…。
SVをやっていた頃、他のSVが
アルバイト達に言っていたセリフが忘れられません。

「営業さんは、この暑い中汗だくだけど、
君らは涼しい所で電話をかけているんだから、ある意味幸せだよ」

かつてコールセンターのSVをやっていた私も
今は営業職なのですがこの言葉が
身に染みて分かってきている頃です。

コールセンターのアルバイトの総合評価

私自身が何社もコールセンターを渡り歩いた結果の総合評価です。
向き不向きがハッキリ分かれるため、評価はこんな感じです。

番外編　テレアポでアポが取れないことにお悩みなら…

私なりにアポが取れない人の特徴を考察した記事がありますので
もしよろしければ参考までにご覧ください。
テレアポでアポが取れない人の特徴を元コールセンターSVが解説します。