南川ローグ
職場の休憩時間というのは一時間が一般的だと思いますが
以前私が勤めていたブラック企業では
なんと休憩時間が二時間ありました。
合法的に従業員を長時間拘束する方法をとっているという
最悪のゴミブラック企業でした。
思いっきり時代に逆行する限りを尽くしていたのですが
なんと当時まだ5期目くらいのベンチャー企業だったんです。
退職した今、あれは果たして会社だったのだろうか?とすら思っています。
目次
休憩時間のうちわけ
お昼休憩の一時間に加え、十分×六回のタバコ休憩という内訳でした
私は非喫煙者なのですが、何故喫煙者に合わせて
休み時間を取らなければいけないのでしょうか?
まったく意味不明な上に拘束時間が
自動的に一時間長くなるという最悪の環境でした。
配慮のなさ、思慮の浅さがブラック企業らしい
マトモな人のほとんどが首を傾げる制度だと思うのですが、
そこはブラック企業の本領を発揮してました
刑務所と同じくらいの喫煙率の高さで
社長、専務、部長など見事に全員喫煙者でした
つまり「お前らのことなんか知るか、俺に合わせろよ」
意味不明です
一日あたりの拘束時間はなんと十一時間にものぼる
この制度のせいで一日あたりの拘束時間が十一時間になるのですが
「弊社は残業一切なし!」との賜っていました。
さらになんと、隔週土曜日出勤、祝日も当たり前のように出勤。
トータルの年間休日は87日です。
長時間拘束にまったく意味はないというデータ
とにかく従業員を長く拘束したらした分だけ
利益が上がると思い込んでると思うのですが
実際は全く逆で
アイスランドにおいて社会実験の結果が出ています。
・アイスランドでは、一部の労働者に週休3日制を導入する実験を行った。
・アイスランドの労働者の1%が2回の実験に参加した。
・その結果、生産性の低下は見られず、幸福度が向上したという。
※WIRED様より抜粋。(https://wired.jp/2021/07/28/iceland-four-day-work-week/)
実際には休めない事も多かった
さらに悪質なのは、会社的に休憩時間として無給扱いになるのですが
ちょうどテレアポをしなければならないゴールデンタイムと被るので
休めないことも多々ありましたね。
明らかにそういう動きをさせられるように
操作をされていたなぁという印象です。
お昼休憩の時間設定もアホすぎる
なにもこれはタバコ休憩だけではありません
クリニックなどが取引先だったのでお昼もモロに
営業をかけやすいゴールデンタイムと被っていました。
何よりもヤバいと思うのは誰もこの事実に疑問を持たず
ただ当たり前のように勤務をこなしているという事実でした。
やはりアホな制度を採用している会社というのは
アホな人材しかいないんだなと勉強になりました。
タチが悪いことに違法ではない
さらにタチが悪いことに
労働基準法的には違法にはならないんですよね
休憩時間というそこが本当に悪質だとも思います
ブラック企業というのは違法行為も平気で行いますが
法律の抜け穴を掻い潜って合法な方法でも
社員を搾取しようとするという事を学びました。
こういう会社に居る意味は結論ありません
これだけ多様な働き方が求められている時代において
このような会社が存在する意味ってなんなんでしょうね?
拘束時間が多いからダメだとか
休みが少ないからダメなんていう気は毛頭ないんです。
ただ、実際に長時間拘束における生産性が上がらない事は
確固たるデータとして存在するのに
それを知らないのか?或いは知ろうとしないのか・・
ただ、呆れるばかりです。
ブラック企業からは逃げるのが結論です
さっさと見切りをつけて転職活動を開始しましょう。
転職サイトに登録はマストで、転職エージェントの登録も行ってしまうのがいいと思います。
拘束時間が長い分、転職活動をしにくくするというのが
ブラック企業の経営陣の目論見の一つだと思います。
営業職の場合であれば空アポをいれたりして
リモート面接などを駆使しつつ転職活動を行っていくのもいいと思いますが
それ以外の職種でどうしても転職活動の時間が取れないという場合においては
傷病手当や失業保険などの各種制度をうまく活用して
お金をもらいながら転職活動するという方法もあります。
エージェントさんを通せばそのあたりも間に入って
調整してくれますので安心して転職活動を行うことができますよ。